無垢材の調湿作用
こんにちは!
イチマルホーム営業の藤上です。
本日もブログを閲覧頂き、ありがとうございます。
寒くなってくると、室内でエアコンやストーブの暖房を考える人が多いと思いますが
その時気になるのが部屋の湿度ですね。湿度は多くても少なくても人間や建材に影響してしまいます。
今日は、無垢材の調湿作用について少しお話ししたいと思います。
木は生きています。私たち人間と同じようにふたつとして同じものはありません。
1本の木は小さな種から生育できる環境条件に合った土地ではじめて芽を出すことができます。
生まれたばかりの小さな芽は水と太陽の恵みを得て長い年月同じ場所で風雨に耐え、
時には雪に埋もれ様々な環境の変化に富んだ自然の中で生き抜き、見上げるほどの大木に成長します。
無垢の木材製品には、永い年月をかけて生き抜いてきた証が多く見られます。
ぜひ、その木の個性あふれる表情を育った環境に思いをはせながら楽しんでみませんか?
調湿作用は加工後も木が生きている証。
無垢の木には、ある程度まで乾燥すると周囲の水分を吸放出して、自らの水分を保とうとする性質があります。
例えば周囲の湿度が高いときには空気中の水分を吸収し、空気が乾燥して湿度が低いときには自らの水分を放出することで常に60%前後の湿度に調節してくれます。
これを調湿作用と呼び木が建材として加工された後もしっかりと生きている証拠でもあります。
このため無垢材を使用した室内では、湿度の変動を抑え、結露の少ない、快適で健康的な空間を作り出すことができます。
ちなみに60%前後の湿度は、人が快適に過ごせ、カビやダニ、ウィルスが発生しにくい湿度でもあります。
木の強度や特性を左右する乾燥と含水量。
無垢材ならではの調湿作用は、湿度を調節してくれる反面、湿気を吸い込むと木は伸びたり膨らんだりし、逆に湿気を吐き出すと縮みます。
この伸び縮みを抑える為に欠かせないのが木の中心部の水分を乾燥させることです。
木が含む水分の割合を含水率と呼びます。
※上記ウッドワンのメールマガジンより引用
イチマルホームでは、もちろん強度を保てるような含水率の木材を使用していますが、無垢の特性を知って上手に付き合うことも大切ですね。