軒の素材やそれぞれの名称を紹介!防火対策の急所、軒天を調べよう。
雨やどりをしたら軒天をチェック
こんにちは。イチマルホームの窪田です。
急な雨によって雨やどりをすることがあると思います。その時に軒下にお世話になったことはありませんか?
今回は軒の役割について説明していきます。
軒とは住宅の壁面や窓ガラスより外側に出ている屋根部分で、軒天とは外壁等から外側に出ている屋根部分の下面のことを表しています。
軒天の一般的な材質はケイカル板(珪酸カルシウム板)、ALC(軽量気泡コンクリート)、板張り、合板などが使われています。これらは火災時に延焼しにくい材質となっています。
昔の日本は軒の出がある家が多かったですが、最近は軒の短い住宅が多くなってきているようです。普段はあまり意識しない部分かもしれませんが、雨やどりの際はぜひ軒天を確認してみましょう。
軒の各部名称について解説
軒の各部名称は3つ。それぞれ紹介していきます。
・軒先
・ケラバ
・雨樋
これらは住まいのイメージあわせて部材をコーディネートすることができます。
軒先とは軒の先端部分のことを表しています。
ケラバは部材ではなく場所を示す名称になります。つまり切妻屋根や片流れ屋根の外壁から出ている屋根のうち、雨樋がついていない側の先端部分と考えます。ケラバは一般的に屋根材と破風板、水切り金具などで覆われています。
雨樋とは、軒先についており雨水を軒先で受けて地上に流すために取り付ける細い樋のことを示しています。
デザイン性や防火性を考えた軒の素材
軒がある家とない家とでは耐久性に大きな違いが出るので、材質にこだわって軒を選ぶようにすることが大切です。また、防火構造で軒裏換気ができる防火有孔板を使用することで、防火性も確保できる住宅を建てることが可能です。
軒天の色選びは家のイメージやデザイン性を左右するので、軒下や軒裏のある家ならではの大切な要素になります。
まとめ
軒の素材については、専門家に相談することが大切です。以前の日本ではいろいろな部材や材質の軒先やケラバが多く見られました。セミオーダー住宅のプロ・イチマルホームではデザイン性や防火性を考え、心地よく暮らせる住宅を実現できます。ぜひお気軽にご相談ください。